【戦略的コミュニケーションこそ愛国の要】
■日本人を複数拉致したことを北朝鮮の金正日総書記が認めたのが、昨年の9月の日朝首
脳会談でのこと。ワールドカップの余波もあり、若い人たち含めて、「北朝鮮、許すまじ」
という具合に、はじめて国家を意識し、義憤に駆られた人たちも多いことでしょう。
■そうした世論を背景に日本政府は、日本に一時帰国した拉致被害者五人の強制帰国(北
朝鮮に返さないこと)を決断しました。その結果、北朝鮮は日朝交渉を打ち切って日本政
府を相手にすることを一切やめ、米国政府を相手に「核カード」を切るに至りました。
■要は、米国の対応次第では核ミサイルを配備するぞと脅してきたのです。日本政府は完
全な蚊帳の外。残りの拉致被害者や被害者家族の帰国交渉は、暗礁に乗り上げ、そのまま
今日に至っています。どうも日本政府は、外交が取引であることを分かっていません。
■このとき僕は、強制帰国させたら必ずそうなるぞと、ラジオや文章で繰り返し警告して
いました。外交の基本は戦略的コミュニケーション。自国の利益になる反応を相手国から
引き出すことが目的です。感情的に噴き上がって目的達成を台無しにしては元も子もない。
■北朝鮮が拉致を認めて被害者を帰国させるという「融和カード」を切ったのは、反省し
たからではなく、米国に交渉のテーブルに着くよう、日本政府に口を利いてほしいという
意思表示。日本政府次第ではもっと「融和カード」を切りますよというシグナルでした。
■本来ならこのシグナルを受け止めて取引に持ち込み、日本国民にとって利益になる帰結
を引き出すこともできたはずでした。でも実際には「許さーん」という感情的な声に押さ
れ──感情そのものは完全に正しいのですが──、被害者家族の帰国は遠のきました。
■それどころか、北朝鮮が米国相手に「強硬カード」を切る場合、米国がガチンコで「強
硬カード」で対応し続けるならば、最終的には北朝鮮は開戦に追い込まれます。ミサイル
着弾から難民流入まで大変な事態になります。中国や韓国が心底恐れている事態です。
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■今回の付録CD-ROMには杉並区長の山田宏氏を招いた8月22日のマル激「運用体制
の不備が住基ネットの落とし穴に」を収録した。8月25日から第二次稼働に入る住基ネッ
トだが、杉並区は横浜市方式=段階的参加方式の採用を発表した。
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■渋谷・赤坂の小学生少女監禁事件が騷がれたせいで、援交の低年齢化が起こったように
言われている。それは違う。実際に起こっていることを紹介する。幾つかの変化が重なっ
ている。
■先ず《高校生の常習援交は確実に減った》。第一に、街よりも家にタムロするのでカネ
が不要になった。第二に、学校も家もユルイ場所になって鬱屈が減った。第三に、かくし
てギャル系が撤退し、常習援交するのが自意識系ばかりになって、カッコ悪くなった。
■次に《常習は減ったものの、臨時援交は増えた》。携帯代や授業料が払えないとか、旅
行代金が必要だとか、彼氏のプレゼントが買ってあげられないとかで、必要に駆られて時
折援交する。中学生から大学生やフリーターやOL・主婦にまで共通する。
■臨時援交の特徴は、低年齢の場合、親を困らせたくないとか、彼氏を喜ばせたいなど、
「人のため」という意識があること。成人女性の場合、消費者金融を利用するよりリスク
が低いと、「トラブル回避のため」という意識があること。
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以前ここにアップした寺山についてのインタビュー原稿を三倍の分量に拡張したものを、
別の場所に載せました。
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