二段組み520頁の大部です。
1994年から1999年までの雑誌上での対談を、対談相手の承諾の得られなかったものと、僕の他の本に収録されているものを除いて、すべて収録しました。
ホンネ的にはいろんな意味で収録したくないものもありましたが、「僕自身の強い希望で」すべて収録することにしました。
編集も「僕の強い希望で」編年順序としました。
それもこれも、僕の議論が主題や問題設定においてどんな変遷を辿ってきたのかを示すことによって、「時代的文脈がどう変化してきたのか」を追尾し、記憶していただくことが目標です。
ある意味で、同時に上梓された『制服少女たちの選択:after ten years』(朝日新聞社)と対(つい)になっているものだとお考え下さい。
担当編集者の退社時期と重なって出版を急いだ関係上、前書きも後書きも解説もついていませんが、これについては、このウェブサイトか、別のウェブサイトにて、近々補う予定です。
めっちゃくちゃ堅い対談から、柔らかい対談(広末涼子やロバート・フリップ)まで入っております。
エンタテイメントとしてお楽しみいただいて結構ですが、できれば当時のご自分が何をどう感じていたのかを思い出しながら読んでいただければ幸いです。