NHKブックス1163
『日本的想像力の未来――クール・ジャパノロジーの可能性』
東浩紀 編
ISBN978-4-14-091163-1 C1330
B6並製/本文288ページ/定価1,155円(1,100円+税)
2010年8月28日発売
【執筆者】
東浩紀●批評家・作家。早稲田大学文学学術院教授。東京工業大学世界文明センター特任教授。
キース・ヴィンセント(Keith Vincent)●日本文学研究者。ボストン大学准教授。
ジョナサン・エイブル(Jonathan Abel)●日本文化研究者。ペンシルベニア州立大学准教授。
黒沢清●映画監督
河野至恩●比較文学研究者。上智大学国際教養学部准教授。
クッキ・チュー(秋菊姫:Kukhee Choo)●メディア学研究者。チュレーン大学助教。
ヘザー・ボーウェン = ストライク(Heather Bowen-Struyk)●日本文学研究者。ロヨラ大学シカゴ校教員。
宮台真司●社会学者。首都大学東京教授。
村上隆●美術作家
毛利嘉孝●社会学者。東京藝術大学准教授。
シュテフィ・リヒター(Steffi Richter)●日本学研究者。ライプツィヒ大学東アジア研究所教授。
【目次】
はじめに――東浩紀
Ⅰ 「日本的未成熟」の系譜――キース・ヴィンセント
Ⅱ アート界における“クール・ジャパン”の戦略的プロデュース法――村上隆
Ⅲ 日本映画と未成熟――黒沢清
Ⅳ 「かわいい」の本質――宮台真司
Ⅴ [討議]日本的未成熟をめぐって
――キース・ヴィンセント+黒沢清+宮台真司+村上隆+(司会)東浩紀
Ⅵ クール・ジャパノロジーの不可能性と可能性――ジョナサン・エイブル
Ⅶ プロレタリア文学のクールさの可能性――ヘザー・ボーウェン=ストライク
Ⅷ ヨーロッパにおける「クール・ジャパノロジー」の兆し――シュテフィ・リヒター
Ⅸ 一九九二年以降の日本のサブカルチャー史における意味論の変遷――宮台真司
Ⅹ トランスナショナルな「理論」の構築に向けて――毛利嘉孝
XI [討議]もう一つの日本学
――東浩紀+ジョナサン・エイブル+ヘザー・ボーウェン=ストライク+宮台真司+毛利嘉孝+シュテフィ・リヒター+(司会)クッキ・チュー
[総括]ポップカルチャー言説の「視差」から考える――河野至恩
議員力検定協会2010「夏」講座。
2010/08/07sat.-08sun.
あらためて日本の議会政治を考える。
参院選以後の日本の政治力・地域力~「地域主権」以前の根本問題Ⅱ~
8月7日(土)13:30-17:00・アルカディア市ヶ谷 Tel:03-3261-9921
一般2,000 円/ 学生1,000 円 ※受付は当日会場にて
お問合わせ/Tel:045-508-9826 Web:http://www.giinryoku.jp
初日は、首相補佐官として地域主権改革を担当されてきた逢坂誠二衆議院議員を迎え、地域主権改革が目指す将来の日本の政治と社会について考えていきます。パネリストとして、市民的な民主政治のあり方について議論を展開してきた政治学者・杉田敦氏、現在の日本社会の問題点を提起してきた社会学者・宮台真司氏、分権改革を論じてきた自治体学者・新川達郎が加わり、市民・政治・行政の関係と議会を関心領域とする廣瀬克哉の司会のもとで、将来の日本社会のあるべき姿について議論します。
・基調講演:逢坂誠二(衆議院議員・内閣総理大臣補佐官)
・パネルディスカッション
逢坂誠二
杉田敦(法政大学教授)
宮台真司(首都大学東京教授)
新川達郎(同志社大学大学院教授・議員力検定協会共同代表)
司会: 廣瀬克哉(法政大学教授・議員力検定協会共同代表)
★政治報道から卒業し、政治の中身を考える
日本の首相官邸は世界に例のない場所だ。記者やカメラマンが常に入り口ホール
にたむろし、通路にしゃがみこんでパソコンをのぞいている。彼らの関心の多く
は誰が来たか、誰に会うかに向き、テレビ報道なども、政治家の発言の断片、不
祥事、政局を追う。
そんな中で内閣の支持率も乱高下する、という状況が10年来続いています。日
本の政治状況はもはや、政治家を向こうにおいて批評している余裕すらないと思い
ます。参議院選挙を目前に政治報道、政治と新しいメディアの可能性などについ
て大いに議論して頂きます。
○日 時: 平成22年6月30日(水) 18:30~20:30
○会 場: 日本財団ビル2階 大会議室
港区赤坂1-2-2 TEL 03-6229-5111(代)
http://www.nippon-foundation.or.jp/org/profile/address.html
※会場のセキュリティの都合上、本案内状を会場1階で提示してください。
○開 演: 18時30分(開場:18時)
○討論者 : 逢坂 巌(立教大学助教)
杉本 誠司(株式会社ニワンゴ代表取締役社長・「ニコニコ動画」運営)
中川 具隆(TVバンク株式会社代表取締役社長)
○電話出演 :宮台 真司(首都大学東京教授)
○討論者兼コーディネーター:上杉 隆(フリージャーナリスト)
他調整中
○主 催: 構想日本
○定 員: 160名
○フォーラム参加費: 2,000円(シンクネット・構想日本会員は無料です)
○懇親会参加費: 4,000円
(ご希望の方は下記懇親会参加に○印をつけてください)
※ゲストを囲んで、下記の会場で懇親会を開催いたします。
「トラットリア・イ・プリミ 虎ノ門店」
港区虎ノ門2-2-1 JTビル1F TEL 03-3589-5812
(http://www.ep-tokyo.com/iprimi/toranomon/)
http://www.videonews.com
■マル激トーク・オン・ディマンド 第480回(2010年06月26日)
まちがいだらけのマニフェスト選挙
ゲスト:浜矩子氏(同志社大学大学院ビジネス研究科教授)
<プレビュー>
http://www.videonews.com/asx/marugeki_backnumber_pre/marugeki_480_pre.asx
参院選が24日、公示され、各党ともマニフェストを通じて政策を訴えている。また、菅首相がマニフェスト発表会見で消費税率引き上げに言及したために、マニフェストとは別に消費税引き上げの是非が、選挙の主要な争点となっているようだ。
マニフェストは各政党が重要だと考える政策をまとめたものだが、それは日本や世界の現状をどう認識し、どのような対策を打つべきだと考えているかを示すものにほかならない。各党による今日の日本の診断書であり処方箋である。
各党のマニフェストは一様に、日本の現状について経済の停滞や長期デフレに言及した上で、その処方箋として、「強い経済」や「デフレ克服」、「目標経済成長率」などを提示している。
しかし、エコノミストの浜矩子同志社大学大学院ビジネス研究科教授は、各党のマニフェストが提案する政策はまちがいだらけだと指摘する。そもそも診断書の部分、つまり世界や日本の現状認識が誤っているからだと言うのだ。
浜氏は、現在、日本を覆うデフレは需要が供給を下回る通常のデフレとは異なる「ユニクロ型デフレ」とも呼ぶ現象だと言う。これは、グローバル化によって地球規模の安売り競争が起きた結果、モノの値段の低下が人件費を押し下げ、人件費の低下がモノの値段を押し下げるという悪循環を指す。ユニクロ型デフレの下では、経済が成長したとしても、貧富の格差が増し、貧しい人々の生活はますます貧しくなる。貧しくなった人々はますます安い商品に群がらざるを得なくなるため、更にユニクロ型デフレの悪循環の深みにはまっていくのだ。
浜氏は、こうした状況の下では、政党が経済成長を公約に掲げ、約束通りの経済成長が達成されたとしても、日本企業が中国などの新興国と安売り競争を続ける限り、人件費は下がり続けるし、格差は広がり続け、現在のユニクロ型デフレ状況は変わらないと言う。各党が今の日本経済の最大の問題と位置づけるデフレは、別の問題から生じている、という主張だ。そうならば、その根本問題に手当をしない限り、いつまでたってもデフレは解決しないことになる。
根本問題への取り組みが結果的に経済成長にもつながるだろうと浜氏は言う。そのためにはまず政治が、経済成長を吹聴するだけでなく、根本問題に対する処方箋を提示しなければならない。では、いたずらに経済成長を謳うのではなく、政治が経済や社会に対して本当にできることは何か。
浜氏はそこでカギとなるのが地域主権だと説く。まず政府が地域に権限を委譲した上で、地域に住む市民がお互いの顔が見える範囲で自分たちの問題に対する解を見つけそれを実行していく以外に、現在の日本社会が抱える問題を解決する方法は見あたらない。仮にセーフティネットの強化が必要という結論に達したとしても、それは国が一律に行うセーフティネットではなく、地域ごとのニーズを地域自らが考えて実行に移していくことが重要になる。政治にできることがあるとすれば、そうした枠組み作りくらいだろうと浜氏は言う。
政治が経済や社会を変えることはできない、反対に経済や社会が政治のあり方を決めるのだと主張する浜氏と、各党の参院選マニフェストの問題点、さらにはマニフェストには載っていない参院選の真の争点は何かを議論した。
<今週のニュース・コメンタリー>
・野球賭博を生んだ相撲界の拝金体質と閉鎖性
<関連番組>
■インタビューズ(2010年06月19日)
民主党マニフェスト、新経済成長戦略をどう見るか
熊野英生氏、飯田泰之氏、高橋洋一氏インタビュー
http://www.videonews.com/interviews/001999/001484.php
■プレスクラブ(2010年06月21日)
9党党首討論
http://www.videonews.com/press-club/0804/001486.php
■プレスクラブ (2010年06月16日)
自民党と民主党が17日夕、マニフェストを発表へ
http://www.videonews.com/press-club/0804/001479.php
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